四日市のバンドマン

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スタジオのギターアンプ ジャズコーラスとマーシャルの使い方【初心者向け】

スタジオにはだいたい2種類のアンプが置いてあります。コンボアンプとスタックアンプです。スタジオ定番のアンプは

ローランド JC-120 (コンボアンプ)

マーシャル JCM2000 (スタックアンプ)

です。

どちらを使ってもOKです。しかし、JC-120を使う場合、あなたのバンドがロック系でギターの音を歪ましたいならオーバードライブやディストーションなどのエフェクターを持って行ってください。JC-120単体なら歪みません。

それでは、ギターアンプの使い方を説明します。

 

ローランド JC-120の使い方(始める時)

歪系のエフェクター(オーバードライブ)を使用することを前提に説明します。

  1. アンプのつまみを全て0(反時計回りに一杯にする)にしてください。一番右にあるVIB/CHORUSつまみはOFFの位置にしてください。BRIスイッチはとりあえずOFFにしてください。
  2. アンプの電源スイッチ(一番右側にあるPOWERスイッチのこと)がOFFになっていることを確認してください。
  3. ギター本体のボリュームは0にしてください。
  4. ギターとエフェクターとアンプをシールドでつないでください。ここで迷うのがギターの差込口です。JC-120は差込口が4つあります。CHANNEL-1のHIGHとLOW、CHANNEL-2のHIGHとLOWの4つです。CHANNEL1と2の違いは、アンプの内蔵エフェクターを使うかどうかです。内蔵エフェクターを使わないならCHANNEL-1を使って、内蔵エフェクターを使うならCHANNELー2を使います。今回は内蔵エフェクターを使わないCHANNEL-1で説明します。自分のギターに電池が必要なアクティブタイプ(プリアンプ内蔵)のギターはLOWに、電池がいらないパッシブタイプ(たいていのギターはこちら)のギターはHIGHに接続してください。
  5. 接続するエフェクター(オーバードライブ)のスイッチはOFFにしてください。
  6. アンプの電源コードをコンセントにささっているかを確認してください。
    アンプの電源をONにしてください。
  7. アンプのイコライザー(TREBLE、MIDDLE、BASS)をすべて12時(目盛りで5の位置)にしてください。
  8. ギター本体のボリュームをMAXにしてください。
  9. ギターを鳴らしながらアンプのボリュームを上げていってください。
  10. エフェクター(オーバードライブ)をONにしてエフェクターのレベルの調整をしてください。エフェクターのONとOFFで音量に大きな差が出ないようにします。

以上で準備OKです。

 

 

ローランド JC-120の使い方(終わるるとき)

  1. アンプのつまみを全て0にする。
  2. アンプの電源をOFFにする。
  3. ギターのシールドをはずす。

 

マーシャル JCM2000の使い方(始める時)

  1. アンプのつまみを全て0(反時計回りに一杯にする)にしてください。
  2. アンプの電源スイッチがOFFになっていることを確認してください。マーシャルは真空管アンプなので、電源スイッチが2つあります。

  3. ギター本体のボリュームは0にしてください。
  4. ギターとアンプをシールドでつないでください。
  5. アンプの電源コードがコンセントにささっているかを確認してください。
  6. 真空管アンプであるマーシャルアンプは、電源スイッチの入れ方に注意してくだいさい。まずはアンプのPOWERスイッチをONにしてください。

  7. POWERスイッチをONにしてから1分程度時間をおいてからSTANDBYスイッチをONにしてください。真空管アンプはギターの音を大きくするために真空管を使っています。真空管は見た目は電球のような物で、電気が流れると光ります。光ると温度が上がっていって、ある程度の温度にならないと正常に動作しません。POWERスイッチをONにしてから1分程度時間を置くのは、真空管が温まるのを待つためです。この真空管が温まるのを待つ時間は、30秒とか5分とか諸説ありますが自分の経験では1分程度で大丈夫だと思います。気になる人はスタジオの店員さんにSTANDBYスイッチをONにする時間を確認しましょう。

  8. アンプのイコライザー(TREBLE、MIDDLE、BASS)をすべて12時(目盛りで5の位置)にしてください。
  9. ギター本体のボリュームをMAXにしてください。
  10. JCM2000にはチャンネルAとチャンネルBがあります。チャンネルAはクリーン系の音で、チュアンネルBは歪み系の音がでます。まずはチャンネル切替スイッチで使いたいチャンネルに切り替えてください。切替スイッチの右側にある緑のランプが点灯していればチャンネルA(クリーン系)で、左側の赤いランプがついていればチャンネルB(歪み系)です。
  11. チャンネルBを使う場合は、切替スイッチの左側の赤いランプが点灯していることを確認してから、チャンネルBのGAINつまみを12時(目盛りで5の位置)の位置にしてください。
  12. ギターを鳴らしながらチャンネルBのボリュームを上げていってください。
    歪みの量は、GAINで調整してください。またボリュームつまみとGAINつまみの間にあるスイッチを押すと歪み方が変わります。これは、チャンネルAにもあります。
    チャンネルAも使いたい場合は、切替スイッチでチャンネルAにしてから同じように調節してください。

以上で準備OKです。

 

スタジオにフットスイッチがあれば、足元でチャンネルを切り替えできます。必要ならば店員さんに聞いてみてください。

真空管アンプを使う時は、電源スイッチの使い方に気を付けましょう。誤った使い方は故障の原因になります。ちなみにローランドのJC-120はトランジスタアンプです。トランジスタアンプはギターの音を大きくするのにトランジスタを使っていて、トランジスタ真空管のように温める必要がないので、STANDBYスイッチがありません。

 

マーシャル JCM2000の使い方(終わるとき)

電源の切り方は、電源の入れ方と順番が逆になります。

  1. アンプのつまみを全て0にする。
  2. アンプのSTANDBYスイッチをOFFにする。
  3. アンプのPOWERスイッチをOFFにする。
  4. ギターのシールドをはずす。